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高学年向けのおすすめ絵本がしりたい
小学校高学年の子に、どんな絵本を読ませてあげたらいいのかな？
高学年にもなると、絵本選びに悩みますよね。
「簡単すぎてつまらないかな…」
「どんなジャンルがいいんだろう」
そこで今回は、小学校高学年の子におすすめの絵本15冊をご紹介します！
↓気になる項目をクリック↓
子どもたちの心をグッとつかむ作品をチョイスしました。
魅力的な絵本は、いくつになってもやっぱり面白い！
小学校で読み聞かせのボランティアを行う方も、ぜひ参考にしてみてください♪
最後までみていってね！
『年齢』『季節』『行事』『食べ物』など、10のジャンルごとのリストになっているから、気になる絵本がすぐに見つかります。
保育士おすすめの絵本が知りたい方は、こちら
5年生・6年生におすすめの絵本【楽しい】
高学年におすすめの楽しい絵本を3冊ご紹介します。
ユーモアがあって高学年の子が楽しめる絵本を選びました。
あかにんじゃ
予想をこえてくる
その名のとおり、赤忍者は全身まっかな忍者です。
お城に忍び込んでも、まっかな姿が目立つので、すぐにお侍たちに囲まれてしまいます。
「くせものだ～、であえ～、であえ～。」
追い詰められた忍者は、まっかなカラスに変身！
びっくりしている侍たちの上を、飛んで逃げていきました。
赤いカラスに変身した忍者は、カラスの群れに入っていきます。
ところが、その見た目から変なやつだと思われて、カラス達につつかれてしまい…。
その後も「そんなものに変身するの！？」と読者を驚かせてくる赤忍者。
最後はびっくりするようなものに早変わり！
読めば読むほど笑ってしまう、おもしろいお話を探している方にぴったりな絵本です。
変身って子ども心をくすぐるよね。
イラストが綺麗でおしゃれなところもお気に入り。
オニのサラリーマン
サラリーマンは大変なんです
地獄勤めのサラリーマン、オニガワラ・ケン。
今日も満員バスに揺られて地獄まで出勤します。
地獄についたら、まずは閻魔大王様への挨拶です…。
何とも変わった設定ですが、会社勤めのパパママは「わかるわかる」と、つい共感してしまうでしょう。
お子さんが読んだら、パパの大変さが分かるかも？
関西弁での読み聞かせって新鮮で楽しいね！
こちらはシリーズになっています。
ままですすきですすてきです
奇妙なしりとり
たぬき きつね ねこ こあら らくだ だちょう
ちょうちょ ちょんまげ げた たけうま まり りんご
すてーき きらいな なまけもの のりまき きった たべよかな
動物の名前からしりとりがはじまり、いつのまにか文章のしりとりになっています。
最初から最後まで、全部しりとりになってるよ。
ページをめくるごとにシーンが変わって、個性的でちょっと不思議な絵が読者を惹きこみます。
しりとりなんだけど、何だかじわじわと楽しくなってくる。
そんな、新しいしりとり遊びが展開されています。
言葉あそびと、独特な絵がたのしい絵本です。
5年生・6年生におすすめの絵本【心に残る】
高学年におすすめの心に残る絵本を4冊ご紹介します。
これは正直、ぜんぶ読むべき名作！！
大人の方にもおすすめしたいくらい傑作がそろっているよ。
ウェン王子とトラ
読まないともったいない
むかし、深い森の奥にトラのお母さんが住んでいました。
トラは悲しい鳴きごえをあげていました。
子どもたちが人間の猟師に殺されてしまったからです。
トラは人間が憎くてたまらなくなり、村を襲うようになりました。
困った国の王は、占い師の助言を聞くことに。
「トラの怒りを鎮める手立てはただ一つ。
ウェン王子様をトラにさしだすしかありません。」
その言葉通り、王さまは幼い王子をトラにさしだすのですが…。
これは絶対に読むべき！
何度も何度も読みたくなる名作です！
ほんとうに感動するお話だよ。
トラの悲しみ、そしてウェン王子をさしだす母親の悲しみがひしひしと伝わってきます。
悲しみだけではなく、深い愛もしっかり描かれているのがポイントです。
ストーリーもさることながら、絵の迫力もすごい、文句なし！
スケールがすごいので、読み終えた後は、大迫力の映画を見たかのような衝撃が残ります。
手元に一生置いておきたくなる、おすすめな1冊です。
ストライプ たいへん！ しまもようになっちゃった
人の目をきにする女の子。
『カミラ・クリーム』はリマ豆が大好きです。
でも、絶対に食べようとしません。
学校のみんながリマ豆をきらいだったからです。
カミラはみんなと同じでいたいと思いました。
新学期の朝、洋服を選ぶために鏡をみてびっくり！
カミラの体が、色とりどりのストライプになっていたのです。
その後、専門家がカミラの体を調べますが、症状はむしろひどくなり…。
まず、表紙のインパクトがすごい作品！
ストーリーにもびっくりさせられたよ。
「自分が自分であることに自信をもつ」
その大切さを訴えかけてきます。
自分の気持ちに正直になることは、大人でも難しいこと。
自分らしく生きていけるようにと願いをこめて、ぜひお子さんに読んであげてほしいです。
【ストライプ たいへん！ しまもようになっちゃった】をチェックする
きょうというひ
静かなものがたり
きのうの夜、雪がふりました。
しずかに、しずかに、ふりました。
朝日が雪をてらして、きょうというひの始まりです。
きらきらまぶしい、始まりです。
一人の少女が、雪でたくさん家を作って、その中にろうそくをともしていきます。
特別なにかが起きるわけではないんだけど、目が離せない。
静かに、淡々と、積もってくる。
言葉のもつあたたかさが、雪のように心にふりつもってきます。
読み手によって、いろんな解釈がうまれるでしょう。
個人的には、「大切に、ていねいに、そんな日々を過ごして生きていこう」というメッセージが込められているように感じました。
贈り物にもぴったりな内容の絵本です。
綱渡りの男
実話を基にした話題作
今はなき、ニューヨーク世界貿易センターのツイン・タワー。
その高さは地上400メートル。
東京タワーよりも高いタワーです。
大道芸人の『フィリップ・プティ』は、思いました。
タワーとタワーの間を綱渡りで渡りたい。
そこで、計画を練るのですが…。
これが実話っていう驚き！
実際に綱を渡るシーンは、緊張感と臨場感で圧巻のスケールです。
フィリップはどんな気持ちで渡っていたんだろう。
自分の夢をやりとげた大道芸人の物語は、他では味わえないすごさがあります。
5年生・6年生におすすめの絵本【考える】
高学年におすすめの思考が広がる絵本を4冊ご紹介します。
子どもには様々な思いや考えに触れてほしいなと思い、選びました。
うまれかわったヘラジカさん
癒されて、元気になれる
ヘラジカさんは、友だちが遊んでいても、理由をつけて遊ぼうとしません。
あるとき、悩み始めました。
「ぼく、このままでいいのかな？」
そこでヘラジカさんは、思い切ってヨットで旅に出ます。
家を離れたヘラジカさんが、見つけたものは…？
ヘラジカさんの冒険は、勇気をもらえるよ。
憶病で、内気で、そんな自分を変えたい！
一歩踏み出す勇気をもてたとき、きっと誰でも変われるチャンスはある。
ヘラジカさんの冒険は、読む人の背中を押してくれるでしょう。
後ろ向きな気持ちの時に、ぴったりな絵本✨
合わせて読みたいニコラス・オールドランドさんの作品
いつもちこくのおとこのこージョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー
何を考える？
『ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』は、今日もお勉強をしにてくてく出かけます。
その途中、ワニがマンホールから現れて、少年のかばんに嚙みついた！
少年は、手袋をかたっぽ投げつけて、ワニの注意をひき、その場をすりぬけますが、
結局、遅刻してしまいます。
先生に事情を説明しますが、「この辺りの下水に、ワニなど住んでおらん。」
と言われ、反省文を書かされてしまうのです。
翌日、教室への道を急いでいると、今度は一匹のライオンがしげみから現れて…。
先生が話をぜんぜん信じてくれなくて、かわいそうだね。
大人はドキッとする部分があるのではないでしょうか。
遅刻した理由がインパクトのあるものだけに、先生は信じず罰まで与えてきます。
さて、少年は遅刻をせずに教室にいくことができるのか。
少年の立場から、先生の立場から…いろいろ考えさせられる深い絵本です。
【いつもちこくのおとこのこ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー】をチェックする
なにをたべたかわかる？
長新太さんワールド
気持ちのいい朝の海で、ネコが釣りをしていました。
そして、大きな魚を釣りました。
あまりに大きいから、肩にかついで運びます。
そこにネズミがやってきて、大きな魚にビックリ。
そんなネズミを魚はパクリ！
でも、ネコは気づきません。
そんな動物たちを、つぎつぎと食べてしまう魚。
しかし、ネコは気づかずに、だんだん重くなる魚を運んで…。
独特な世界観が描かれています。
少しブラックで、シュールな内容です。
予想を裏切ってくるドキドキ感を楽しめます。
105にんのすてきなしごと
ロングセラーのすてきなお話
105人のうち、男の人は92人で、女の人は13人です。
みんなは、まず、お風呂に入ります。
次に靴下をはきます。
短い、長い、もよう付き、おしゃれな素材…
どれも黒い靴下ばかりです。
そして、男の人は蝶ネクタイをします。
さて、みんなの仕事は何なのでしょう？
仕事を始める準備をしているね。
途中で何の仕事か気づく子もいるかも。
それぞれ身じたくの仕方が違っていておもしろい。
仕事をする前の準備にスポットをあてた、めずらしい作品です。
ひとりひとり違う個性の人間が集まって仕事をする楽しさが、絵本を通して伝わってきます。
職業に興味をもつころに読んであげるといいですね。
5年生・6年生におすすめの絵本【昔話・落語】
高学年におすすめの昔話・落語の絵本を4冊ご紹介します。
長く親しまれてきた昔話や落語は、やっぱりおもしろいです。
３びきのかわいいオオカミ
三匹のこぶたのパロディ
あるところに、お母さんと3匹のかわいいオオカミが暮らしていました。
ある日、お母さんは子どもたちに言いました。
「そろそろ広い世界に出ておいき。」
「でも、悪いおおブタには気を付けるのよ。」
3匹のオオカミはレンガのお家を建てました。
そこへ悪いおおブタがやってきます。
おおブタは、息を吹きかけてレンガの家を壊そうとしますが失敗。
ところが、今度は大きなハンマーを持ってきて…！？
この絵本、大爆笑！！！
なんじゃこりゃ(笑)
と、大人でもプッと笑ってしまうくらいおもしろいです。
このとんでもなく悪いブタとオオカミの知恵比べがコントみたいになっています。
「三びきのこぶた」を読んでから、こちらを読むのもいいでしょう。
笑えるお話を探しているなら、ぜったいに見てほしい！
まんじゅうこわい
初めての落語にぴったり
若者が集まって、自分の嫌いな生き物を言いあっています。
「おれはへびが嫌いだねぇ。」
「おれは、たぬきだ。」
そんななか、松つぁんは「まんじゅうが怖いんだ」と言い出します。
若者たちは「まんじゅうが怖い」という松つぁんを笑います。
そして、まんじゅうを集めて松つぁんをおどかすことに…。
落語はやっぱりたのし～い！
お話はシンプルなので、落語を読んだことがない子でも、抵抗なくたのしめます。
テンポが良くて読み聞かせにも向いていますよ。
これを読めば、落語のおもしろさに気づく子が多いはず。
オチまできっちり楽しませてくれる落語絵本。
その魅力をぜひ感じてください。
川端 誠さんの落語絵本シリーズを合わせてチェック
もっと探す落語絵本
さんまいのおふだ
スリルのある昔話
寺の小僧は、山へ花を切りに出かけます。
しかし、日が暮れて道に迷ってしまいました。
小僧は、白髪のお婆の住む一軒家に泊めてもらうことに。
ところが、夜中に目を覚ますと、お婆は恐ろしい鬼婆になって小僧を食べようとして…。
このハラハラした展開が昔話らしい！！
怖くて、でもスリル満点で、子どもにウケます♪
新潟の方言が使われていて、それもまた絵本の雰囲気とマッチしていてgood✨
ドキドキするお話を探している方は、チェックしてみましょう。
きつねにょうぼう
切ない愛の物語
シッポシッポと雨の降る暮れ方に、いとしげな若い女。
貧しい独り者の男は、宿を貸した縁で、この若い女と結ばれます。
やがて、かわいい子を授かります。
しかし、女の正体がキツネだとバレてしまい…。
悲しくて、辛くて、でも最後まで読んでしまう。
母親の溢れんばかりの愛が、絵本をとおして心に刺さります。
涙なしには読めない宝物のような1冊です。
5年生6年生の子どもと一緒に、読み聞かせを楽しんでみよう！
小学校高学年の子におすすめの15冊をご紹介しました。
高学年になると色んなことを理解できて、自分で読書をすることできます。
そんな高学年の子でも満足できる絵本をピックアップしました。
気になる絵本をもう一度チェックしてみてください♪
最後までみてくれてありがとうございました！
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