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10分以内で読める絵本ってどれ?
短時間で読める絵本を持っていると、つぎのような時に便利です。
朝読書のときに
読み聞かせのボランティアをするときに
親子でコミュニケーションをとるときに
この記事では、5年生・6年生の子におすすめの絵本を13冊ご紹介します。
短時間で読み切れるおすすめ作品だけを厳選しました。
↓気になる項目をクリック↓
高学年にもなると何を選んだらいいか分からない。
そんな方でも簡単に選べるリスト形式になっています。
すぐに読めて満足できる絵本を探している方は、ぜひ参考にしてみてね。
短い絵本なら、読書の習慣がない子でも読みやすいのでおすすめです。
早速みていきましょう!
『年齢』『季節』『行事』『食べ物』など、10のジャンルごとのリストになっているから、気になる絵本がすぐに見つかります。
保育士おすすめの絵本が知りたい方は、こちら
5・6年生向け10分で読める絵本【名作】
10分で読める名作絵本4冊をご紹介します。
すばらしい作品に出会うと、読書への興味が一気にでてきます。
ウェン王子とトラ
読まないともったいない
むかし、深い森の奥にトラのお母さんが住んでいました。
トラは悲しい鳴きごえをあげていました。
子どもたちが人間の猟師に殺されてしまったからです。
トラは人間が憎くてたまらなくなり、村を襲うようになりました。
困った国の王は、占い師の助言を聞くことに。
「トラの怒りを鎮める手立てはただ一つ。
ウェン王子様をトラにさしだすしかありません。」
その言葉通り、王さまは幼い王子をトラにさしだすのですが…。
これは絶対に読むべき!
何度も何度も読みたくなる名作です!
すっごく感動するよ。
トラの悲しみ、そしてウェン王子をさしだす母親の悲しみがひしひしと伝わってきます。
悲しみだけではなく、深い愛もしっかり描かれているのがポイントです。
ストーリーもさることながら、絵の迫力もすごい、文句なし!
スケールがすごいので、読み終えた後は、大迫力の映画を見たかのような衝撃が残ります。
手元に一生置いておきたくなる、おすすめな1冊です。
とべ バッタ
全力で生きる
小さなしげみのなかに、バッタが一匹隠れ住んでいた。
なぜなら、カマキリ・クモなどの恐ろしい天敵がバッタを狙っているから。
しかし!
バッタはそんな生き方が嫌になって、ある決心をする…。
前に進む勇気と、その大切さを教えてくれる絵本です。
力強いイラストと、バッタの生きざまがマッチしています。
「生まれ持ったハンデなんて言い訳で、やろうと思えば何でもできる」
そんなメッセージを感じました。
このバッタ、本当にかっこいい!
良い刺激をもらえます。
100万回生きたねこ
100万回生きて気づくこと
100万年も死なないねこがいました。
100万回も死んで、100万回も生きたのです。
100万人のひとが、そのねこを可愛がり、
100万人のひとが、そのねこが死んだとき、泣きました。
ねこは、1回も泣きませんでした。
なぜかって?
ねこは、飼い主たちのことが嫌いで、自分のことが大好きだったのです。
あるとき、ねこは野良猫でした。
生まれて初めて自分のねこになりました。
そんなねこは、ある白猫と出会い…。
ねこが泣くのはどんな時なんだろう。
自分が一番大事なねこが、自分以外の人を大切におもうことを知るストーリーです。
誰かを想うすばらしさが描かれています。
1977年に刊行された、誰もが知っているロングセラー作品。
愛するとは幸せなことだと教えてくれる1冊です。
おへそのあな
おへその穴から見える世界
お母さんのお腹の中にいる小さな赤ちゃん。
赤ちゃんは、おへその穴から家族を見ています。
お腹の赤ちゃんが、お母さんのおへその穴をとおして外の様子をのぞいているという、新しい視点の絵本。
実際にうちの子もおへその穴からみていたのかなぁ、なんて想像すると感動です。
命の尊さや出産の喜びをお子さんに伝えられるよ。
家族の愛を描いた作品を合わせてチェック
5・6年生向け10分で読める絵本【心に響く】
10分で読める心に響く絵本3冊をご紹介します。
1冊ずつみていきましょう。
からすたろう
個性とは?社会性とは?
ぼくたちが村の学校にあがった初めての日のこと。
男の子がひとり、いなくなっていました。
その子は、教室の床下の暗いところに隠れていました。
少年は、とても小さかったので、『ちび』と呼ばれるようになりました。
何ひとつ覚えられず、クラスの子とも仲良くなれず、のけものにされていました。
しかし、その少年にはある才能があって…。
せつない始まりだけど、最後まで読むと感動…!
1人の少年の生き方を、静かな言葉で淡々と、そして丁寧に描いています。
昭和の時代をおもわせる日本の素晴らしい風景もみどころです。
「個性を大切にする」
そんな当たり前ともいえる、でも難しいことに着目しています。
大人の方にもぜひ読んでもらいたいです!
いわしくん
いわしの一生から分かること
海でスイスイ泳いでいた『いわしくん』
ある日、捕まえられて、パックにつめて売られてしまいます。
そして夕飯のおかずになりました。
さて、食べられてしまったいわしくん。
いわしくんはもう泳げないのでしょうか?
食物連鎖についてさわやかに描いた絵本だよ。
『命をいただくこと』について、子どもに伝えられます。
食べ物の大切さを考えるきっかけをくれる内容です。
雪の写真家ベントレー
写真家の生きざまを知る
ある農村にウィリーという男の子がいました。
ウィリーは、何よりも雪が好きでした。
雪が降ると大喜び!
蝶や花もきれいだけれど、雪の美しさはけっして負けないと思っていました。
ますます雪の魅力にひかれていくウィリーは、顕微鏡で雪の結晶の観察をはじめました。
ウィリーは美しい雪の結晶をみんなに知ってもらいたいと考えて…。
雪の写真家「ウィルソン・A・ベントレー」の伝記絵本だよ。
ひたむきに雪をおいつづけるウィリーの姿から、尽きることのない情熱を感じます。
好きなものにただただ夢中になる姿は、こんなにも尊く、美しい。
やりたいことをやり遂げるって、すごいこと。
こちらも合わせてチェック
5・6年生向け10分で読める絵本【楽しい】
10分で読める楽しい絵本4冊をご紹介します。
高学年の子が楽しめる絵本を集めました。
おばけのひっこし
おばけと翁の攻防戦
いまは昔、京の都のはずれの小さな家に、子だくさんの『おとど』が住んでいました。
おとどは家が小さくて困っていました。
そこで、今日の都に大きくて立派な空き家を見つけます。
しかし、近所の人から言われます。
「ここはおやめなされ。
おばけが住んでいるといううわさじゃ。」
おとどは、
「かんら、かんら。
なぁに、わしはおばけなど怖くわないぞ。」
といって、一晩泊まってみることにします。
すると、天井におばけの顔が現れて…。
このあと、色んなおばけが登場してくるよ!
おばけたちは、あの手この手でおとどを驚かせようとします。
両者の対決はどうなるのか!
おばけが出てきますが、怖い絵本ではないので安心して読むことができます。
それどころか、最後まで読むとおばけが可愛く思えてくるでしょう。
さる・るるる
1979年刊行のロングセラー
さる・くる
さる・みる
さる・ける
「る」のつく動詞ってこんなにあるんだね。
まるで言葉あそびをしているような、リズム感のあるお話です。
シンプルな言葉だけで、ストーリーがちゃんと展開しているところがポイント。
読んでいると楽しい気持ちになってきます。
子どもと一緒に、声に出して読むのがおすすめです。
さる・るるるの続編を合わせてチェック
いいからいいから
魔法の言葉
ある日の夕方、カミナリの親子がやってきました。
そんなカミナリ親子におじいちゃんは
「いいから、いいから、ゆっくりしてください。」
ご飯をあげたり、お風呂に入れてあげたり、
さらには背中まで流してあげて、カミナリ親子をもてなします。
遠慮するカミナリに対しておじいちゃんは
「いいから、いいから。」
カミナリ親子が帰っていくと、次の日おじいちゃんと僕のおへそがなくなっていて…。
ゆったりした気持ちの時に読みたい1冊。
おじいちゃんの人間的な魅力と心の深さは、読み手の気持ちを安心させてくれます。
心が落ちつくストーリーだよ。
自然と笑顔になれます。
もっと探す長谷川 義史さんの作品
ジャイアント・ジャム・サンド
展開がおもしろすぎ
むんむん、むしむし暑い夏。
チクチクむらに飛んできた、400万匹のハチの大群。
これは大変!と村のみんなが集まって話しあった。
みんなで考えた作戦は?
ハチが一番好きないちごのジャムで、
ジャイアント・ジャム・サンドを作って罠をしかけるというもの!
あまりに面白くて、ハマりました。
外国の雰囲気ただようイラストに、思わず見入ってしまいます。
細かいところまでじっくり見てみると、色んな発見があって楽しいよ。
スケールの大きいプロジェクトは成功するのか。
ラストまで目が離せません。
5・6年生向け10分で読める絵本【奥が深い】
10分で読める奥が深い絵本2冊をご紹介します。
絵本には、子どもの思考力を広げてくれる効果があります。
おおきな木
村上春樹訳の名作絵本
むかし、リンゴの木と可愛いちびっこは仲良しでした。
毎日ちびっこはやってきて、木に登ったり、かくれんぼをしたり。
ちびっこは木が大好きでした。
それを、木も嬉しく思っていました。
しかし、ちびっこは少年になり、だんだんリンゴの木から遠ざかっていきます。
ところがある日、青年になった少年がやってきたので、木は嬉しくてこういった。
「木におのぼりよ。」
しかし青年は、「僕はもう大きいから、木登りより買い物がしてみたい。」と言います。
そのためにお小遣いが欲しいと。
そこで木は、自分のリンゴをもぎとって、町で売ったらどうかと提案します。
青年はリンゴをもぎとって持っていき…。
1人の男の子を見守り続ける1本の木。
無償の愛を感じます。
木と男の子の関係は、まるで親子をみているように感じたよ。
こちらの絵本の訳した村上春樹さんは、次のようにコメントをしています。
「この物語で何を感じるかは自由です。」
「物語は人の心を映す自然の鏡のようなものなのです。」
大人や子どもによっても、色んな解釈があるでしょう。
自分の気持ちと向き合ったり、見つめ返したいと思ったりしたときに、静かな気持ちで読みたいです。
ことばのかたち
落ち着く
もしも、話すことばが目に見えたら
どんなかたちを、しているだろう。
うつくしいことばは、花のかたち?
たのしいことばは、タンバリン?
かなしいことばは、冷たい水滴?
ゆったりした詩が、言葉について考えさせてくれるよ。
言葉の見えない向こう側を描いた作品です。
この絵本では、言葉について作者さんの考えを言い切ることはしていません。
「かもしれない」「どうだろう」といったように、読み手側の想像を広げさせてくれます。
自分の言葉は、どんなかたちをしているだろう。
うつしい絵と詩文が、言葉の素晴らしさと同時に怖さも教えてくれます。
言葉がテーマの絵本なら、この2冊も要チェックです!
高学年の子が満足する、10分で読める絵本をチェックしよう!
高学年向けの10分以内で読める絵本を13冊ご紹介しました。
高学年にもなると何を選んだらいいか分からない。
そんな方は是非参考にしてみて下さい。
読書習慣があれば、中学校にいっても役に立ってくれます。
気になる絵本を見つけて、お子さんにプレゼントしてみてはいかがですか?
最後までみてくれてありがとうございました!
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