こんにちは!
保育士のえり(@erimama_0124 )です。
保育士って、保育園以外で活かせる職場はあるの?
もちろんです。
『保育士』というと、保育園で働くイメージを持つ方が多いでしょう。
しかし、保育士の活躍の場は他にもたくさんあります。
最近では、共働き世帯の増加や待機児童の問題から、保育士のニーズはますます高まっています。
そこで、
今回は保育士資格を活かせる仕事を深堀りしていきます!
この記事でわかること
【保育士資格】を活かして仕事探しをするコツ
就職や転職活動の参考にしてくださいね。
保育士資格はどんな仕事に活かせる?
保育士資格をとったら➡保育園で働く
このようなイメージが一般的だと思います。
しかし、保育士資格を活かした働き方の選択肢はたくさんあります。
これから、4つのカテゴリに分けて、資格を活かせる仕事を紹介していきます。
気になるカテゴリをタップして見てみましょう。
資格を活かせる仕事を知ることで、
働き方の幅がグッと広がります。
子供に関わる仕事
直接子どもと関わる仕事を紹介します。
・保育園
・認定こども園
・民間託児所
・企業内託児所
・病院内保育施設
・助産施設
・学童保育施設(学童)
・病児保育施設
・保育ママ(家庭的保育事業)
保育士の専門性を最大限に活かせる仕事ばかりです。
保育園
保育士の資格を活かせる仕事の代表格は、保育園です。
保育施設で、0歳~6歳までの幅広い年齢の子供の成長を見守ります。
生活や遊びを通して、子供たちに基本的な生活習慣を身に着けられるように促します。
公立や私立、さらに認可・認証・認可外など、働く場所がどこに属すのかによって運営形態も異なりますので、チェックが必要。
それぞれの園で特色が違うので、自分に合った保育園を選ぶとよいでしょう。
認定こども園
認定こども園は、0歳~6歳までの子供を対象とした保育施設です。
幼稚園の教育と、保育園の保育を一体的に行います。
また、こども園では、保育士資格に加えて幼稚園教諭の資格も必要になります。
「保育」と「教育」の2つの観点から子供の成長に関われるので、専門性をさらにスキルアップできる仕事です。
民間託児所
託児所とは、国や自治体に認可されていない保育施設です。
少人数体制の場所が比較的多いです。
また、短時間や一時的に利用される保護者の方が多いので、毎日同じ子が登園する保育園とは雰囲気も違うでしょう。
託児所は保育士資格を持っていなくても働くことが出来ますが、資格をもっていることで職員や保護者からの信頼度が増します。
企業内託児所
企業内託児所は、企業で働く従業員の子どもを預かる施設です。
0歳~3歳くらいの年齢の子が多く見られます。
特徴として、保育施設が企業内にあるため保護者と関わる機会が多いです。
ママやパパが休憩中に顔を見せにきてくれることもあるかもしれません。
保護者の方と一緒に子供の成長を見守れるというのが、企業内託児所のメリットですね。
注意点は、企業の営業時間によって、保育時間が変わってくること。
・月~金 土日週休2日制
・月~日 24時間シフト制
などのように、企業の勤務形態によって施設の運営時間が決まりますので、事前にチェックしておきましょう。
病院内保育施設
病院内保育は2パターンあります。
①病院内で医療従事者の子どもを預かる
②入院中の子どものお世話をする
どちらも保育士免許が必要です。
①は保護者が病院勤務のため、24時間体制で保育を行っており、少人数の異年齢保育が多いです。
②は入院中の子どもと関わるため、医師や看護師と連携をとりながら子供の精神面や身体面でサポートをしていきます。
助産施設
助産師施設での仕事内容は、以下のようになっています。
・新生児のお世話
・ママの心のケア
・子育てのアドバイス
産後のママが安心して子育てをできるようにサポートしてあげることが求められます。
学童保育施設(学童)
学童保育は、通常小学校1~3年生の児童を預かる施設です。
共働き世帯や一人親世帯の支援が目的とされています。
小学校が終わった後~夕方や夜にかけて児童を預かり、宿題を見たり一緒に遊んだりして過ごします。
『放課後児童支援員』という学童保育の専門的な資格があると、なお良いでしょう。
病児保育施設
病児保育とは、保育園や幼稚園に通っている子どもが病気やけがで登園できないとき、就労している親の代わりに病気の子どもを預かるサービスのことです。
「訪問型」と「施設型」の2種類に分類されます。
病気の子どもを預かるので、洞察力や判断力、そして子どものメンタルケアを十分に行うスキルが必要になります。
保育ママ(家庭的保育事業)
保育ママは、子どもを自宅で預かる保育者や保育施設のことを言います。
保育ママ1人に対して、3歳未満の子ども2,3人を預かることが可能です。
少人数の子どもをみるため、決め細かい保育が出来るのが特徴です。
資格はなくてもOKですが、保育ママとして働くならば自治体の認定を受ける必要があります。
子供の福祉に関わる仕事
ここでは、【児童福祉施設】のお仕事をご紹介します。
・児童養護施設
・乳児院
・知的障害児施設
【児童福祉施設】とは、家庭の事情などで保護者と生活できない子どもが入所する施設です。
福祉に関する幅広い知識や経験が必要になります。
子どもの心身のケアをしたり自立をサポートしたり、福祉に対する熱意のある方に向いてる仕事です。
児童養護施設
児童養護施設は、保護者の病気や経済的理由・虐待など、何らかの理由で家庭での生活が出来なくなった子供が生活する施設です。
幼児~18歳までの子供たちが利用しています
業務内容は子供の生活全般のケアです。
1人ひとりの子供に寄り添って、安定した生活環境を整えたり、健やかに成長できるように支援していきます。
乳児院
乳児院は、保護者の病気や死別・離婚などの理由で保護者とともに生活できなくなった子供たちが生活する施設です。
0歳~2歳の乳幼児を24時間体制で育てます。
乳児院では、早期家庭復帰を視野にいれて保護者支援とアフターケアも行います。
子供が家庭に戻れるように支援する
この2点が役割と言えます。
知的障害児施設
知的障害児施設は、知的障がいがある18歳未満の子供が入所する施設です。
仕事内容は大きく分けて2つ。
・基本的生活習慣を身に着けることを目指す
・集団での行動やルールを理解し、人間形成を図る
特に大切なことは、子供が自立した大人になるために「社会性を身に着けさせること」。
保育士は子供とコミュニケーションを密にとりながら、生活習慣・社会性などを丁寧に教えるのが役割です。
訪問型保育
保育士の仕事場は、保育施設だけに限りません。
保育士やベビーシッターが子供の自宅に訪問し、保育を行う仕事もあります。
ここでは、「居宅訪問型保育」と「ベビーシッター」の2つの仕事を紹介します。
・居宅訪問型保育
・ベビーシッター
居宅訪問型保育
「居宅訪問型保育」とは、地域型保育事業のうちのひとつである小規模人数での保育サービスです。
保育者1人につき乳幼児1人が原則で、3歳未満の乳幼児がいる家庭に行き、保育を行います。
仕事内容は、基本的に保育所と同じです。
ベビーシッター
ベビーシッターは、利用者の家庭に訪問し、子供を預かる仕事です。
基本的に預かる子供の人数は1~2人と少人数なので、子供や保護者とより深く関わる仕事になります。
会社にもよりますが、子供の対象年齢は0歳~12歳としているところが多いです。
保育士資格は必須ではありませんが、あるとより信頼度も増すので、保護者の方の安心感につながるでしょう。
保育士としての専門知識を存分に活かせる仕事と言えます。
居宅訪問型保育とベビーシッターの違い
公的給付の対象かどうか
公的給付金の対象になるため、利用者は一定額の保育料を支払えばOKです。
基本的に公的給付がないので、利用者が支払う利用料が事業主の運営費になります。
保育の専門性を活かせる異職種
保育士は、保育を行う以外にもそのスキルを活かすことが出来ます。
ここでは、その一部として以下の仕事をみていきます。
・幼児教室の先生
・子育て支援センター
・子ども向け写真館のスタッフ
幼児教室の先生
幼児教室は、主に0歳~6歳までを対象とした幼児向けスクールです。
幼児教室の多くは民間が経営しており、教室ごとで特色がさまざまです。
「知育」と言われる知能や能力を高める教育を提供しているところが多くみられます。
教室ごとにカリキュラムがあるので、それに従って講師を行います。
ほとんどの場合、付き添いの保護者の方もその場にいるので、人前で話をするのが得意な方に向いています。
子育て支援センター
子育て支援センターは、地域の子育て家庭に対する育児支援を目的とした施設です。
自治体や地域によって呼び名が異なり、よく使われているのが
「子育て広場」
「子育てサロン」などです。
子育て支援センターの役割として、以下のようなものがあります。
保護者同士のネットワークづくり
一時保育施設
地域の子育て情報の提供
保育士資格が必須ではありませんが、保育や育児経験があると相談を受けた際に的確なアドバイスができるでしょう。
子ども向け写真館のスタッフ
子ども向けの写真館では、子供が楽しく撮影を行えるように、待ち時間や撮影中に全力で子どもをあやします。
短時間で子どもの全力の笑顔を引き出す必要があるので、保育士としての経験が役に立つでしょう。
【保育士資格】を活かせる仕事を探すときのコツ
多すぎて決められない!
そんな方に向けて、仕事を探すときの2つのコツをお伝えします。
①自分の希望を明確にする
まずは、自己分析をしてみましょう。
自分がどんな職場で働きたいのかを明確にしておくことで、求人探しもスムーズに出来ます。
例えば、
福祉関連の仕事にチャレンジしてみたい
大きな保育施設で働いていたから、
今度は少人数の子供と深く関わりたい。
などなど。
自分の希望をノートに書き出してみると、考えが整理されてやりたいことも見えてくるでしょう。
また、同時に以下のような希望条件も考え、優先順位を決めておくとよいでしょう。
・給与
・勤務時間
・福利厚生
・保育方針
・スキルアップ制度
働いて生活していくうえで、とても大切なことです。
自分の希望をしっかり考えたうえで求人を探しましょう。
②転職サイト・人材紹介会社を利用する
求人を探すときは、『保育専門の求人サービス』を利用しましょう。
こういった会社を使うメリットは、以下の点です。
的確なアドバイスをくれる
仕事場の雰囲気や様子を教えてもらえる
効率よく求職活動ができる
保育士として働いていると、仕事が忙しくてなかなか求職活動をすすめられません。
希望の職場を探すサポートをしてくれるので、忙しい方にはぴったり!
また、仕事を探すときには不安や悩みがつきもの。
1人で行うよりも、転職サイトや人材紹介会社のプロに頼ることで大きな支えになってくれます。
無料なので、まずは登録してみましょう!
自分に合った仕事をみつけよう!
保育士はいろんな仕事場で活かせる資格です。
これから資格を取ろうとしている方や、就職や転職を考えている方は、
保育士資格をとったら、保育園で働くのが当たり前!
という固定観念にとらわれず、ぜひ自分に合った仕事を探してみましょう♪
保育士のニーズを知っておくことで、
転職や就職の選択肢がグッと広がりますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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