こんにちは!
保育士のえり(@erimama_0124 )です。
保育士試験に受験資格ってあるの?
「実務経験」が必要って聞いたけど…
どんな施設を選べばいいの…?
保育士試験を受ける方にとって、受験資格や実務経験はチェックすべきポイントですね!
保育士試験には、実は受験資格があります。
この記事では、
【保育士試験の受験資格】や実務経験について詳しくお伝えします。
この記事でわかること
【実務経験】とは
【実務経験】を積むおすすめ施設
『保育士資格』は誰でも受けられるわけではありません。
人によっては【実務経験】が必要になってきます。
これから保育士資格を取ろうとしている方は、【受験資格】をきちんとチェックしてから合格に向けてのスケジュールをたてていきましょう♪
保育士資格を取得する2つの方法
保育士になるには、
国家資格である『保育士資格』が必須です。
『保育士資格』を取得するには、以下2つの方法があります。
保育士養成学校を卒業する
保育士試験に合格する
養成学校は卒業と同時に保育士資格が手に入ります。
一方で、保育士試験にチャレンジしようと考えている方は、受験資格を確認しておきましょう。
受験資格は、最終学歴によって判断します。
これから最終学歴別に受験資格の有無を説明していきますね。
【最終学歴でわかる】受験資格
繰り返しになりますが、
保育士試験を受けるには、受験資格があります。
受験資格は、最終学歴によって細かく分けられています。
それぞれの最終学歴をクリックして確認してみましょう!
①大学(保育士と関係のない学部でもOK)
受験資格あり
保育士と関係のない学部・学科であっても、卒業していれば受験できます。
受験申請の際は、「卒業証明書」が必要です。
受験資格あり(条件付き)
在学中の方は受験資格がありますが、合格には条件があります。
年度内に以下2つの条件を両方満たさなければ、一部科目の合格が取り消されてしまいます。
2年以上在学している
かつ
62単位以上修得済み
受験申請の際は、「在学証明書」と「成績を証明する書類」が必要です。
受験資格あり(条件付き)
受験可能ですが、以下2つの条件を両方満たしている必要があります。
2年以上在学していた
かつ
在学中、62単位以上修得済み
受験申請の際は、「在学期間の証明」と「修得単位の証明」をする必要があります。
これらの条件を満たしていない方は、高卒の受験資格をチェックしてみてください。
②短期大学(保育士と関係のない学部でもOK)
受験資格あり
保育士と関係のない学部・学科であっても、卒業していれば受験できます。
受験資格あり(条件付き)
在学中の方は受験資格がありますが、合格には条件があります。
受験年度内に卒業すること
なし
受験資格短期大学中退の場合、基本的に受験資格はありません。
受験を希望している方は、高卒の受験資格を確認してみましょう。
③専門学校(保育士と関係のない学部でもOK)
受験資格あり(条件付き)
受験資格がありますが、合格には条件があります。
卒業した課程が2年以上の専修課程であること
かつ
受験年度内に卒業すること
年度内に合格できなかった場合、合格しても取り消しになってしまいます。
受験資格あり(条件付き)
受験年度内に卒業すること
なし
受験資格専門学校中退の場合、基本的に受験資格はありません。
受験を希望している方は、高卒の受験資格を確認してみましょう。
④高等学校卒業
高卒の方は、卒業年月日によって条件が異なります。
受験資格あり
平成3年3月31日以前、
または保育科を平成8年3月31日以前に卒業した方
条件を満たせば受験可
平成3年4月1日以降に卒業した方
「受験資格なし」の方は、児童福祉施設で2年以上かつ2880時間以上の実務経験を積むことで、受験可能になります。
『実務経験』については、このあと紹介していきます。
先に知りたい方はこちらをクリック
⑤中学卒業
条件を満たせば受験資格あり
児童福祉施設で「5年以上」かつ「7200時間以上」の実務経験を行う
中卒の方は、児童福祉施設で【実務経験】を行うことで受験が可能になります。
他にも、卒業後に資格を取得できる養成学校に行くという方法もあります。
ただし、その場合「高等学校卒業程度認定」が必要です。
「高等学校卒業程度認定」は、文部科学省が行う高等学校卒業程度認定試験を受験し、合格することで取得できます。
実務経験を積もう!
受験資格がない人は、まず児童福祉施設での【実務経験】が必要です。
実務経験とは、具体的にどのようなものでしょうか。
実務経験とは
【実務経験】とは、保育園や認定こども園などの『児童福祉施設』で働いた経験のことです。
施設によっては都道府県が定める基準に達していない場合もありますので、ご注意ください。
働き始める前に、施設所在の都道府県の保育主管課に問い合わせ、必ず確認しておきましょう。
実務経験が積める施設【一覧】
『児童福祉施設』に該当する施設は、以下の通りです。
実務経験が積める施設
【一覧】
・ 保育所(利用定員20名以上)
・ 保育所型認定こども園
・ 幼保連携型認定こども園
・ 児童厚生施設(児童館)
・ 児童養護施設
・ 助産施設
・ 乳児院
・ 母子生活支援施設
・ 障害児入所施設
・ 児童発達支援センター
・ 児童心理治療施設
・ 児童自立支援施設
・ 児童家庭支援センター
(引用)全国保育士養成協議会HP
ここで注意点が1つ。
実務経験に含まれるのは、
「児童等の保護又は援護に従事」した場合です。
対象施設で働いても、子供と関わっていなければ実務経験とは認めてもらえません。
おすすめは『保育補助』
【実務経験】を積むときにおすすめなのが、『保育補助』という働き方です。
『保育補助』とは、認可保育所や託児所などで保育資格を持っている先生の保育業務を全般的にサポートするお仕事のこと。
メリットは以下の2点です。
資格がなくても保育の現場で子供たちと関われる
あくまで補助なので、保育初心者の方も無理なく始められる
まだ保育士の現場を知らない方や、保育士になろうか迷っている方には、最初の一歩としてはじめやすい働き方だと思います。
保育補助の求人があるサイトから探してみましょう♪
受験資格についての疑問3つ
受験資格に関する疑問をみていきましょう。
年齢制限はあるの?
年齢制限はありません。
受験資格をクリアしていれば、誰でも受験できます!
保育に関係ない学部だけど、大丈夫?
学校教育法に基づいた大学や短期大学であれば、学部・学科に関わらず受験可能です。
分からない場合は、学校に確認しておきましょう。
通信課程の大学に通っているんだけど。
受験資格は、【大学・在学中】の場合と同様です。
ただし前提条件があります。
学校教育法に基づいた大学の「大学通信教育設置基準」を満たす通信教育の課程であることです。
保育士試験の受験資格をチェックしておこう!
ご自身の受験資格について確認できたでしょうか?
勉強を始めてから実は『実務経験』が必要だった!なんてことになると大変です…。
事前に必ずチェックしておきましょう。
受験資格があれば、あとは試験に向けて勉強するのみ!
勉強方法は、通信講座や専門の教材など様々ありますので、
自分に合ったやり方で合格を目指してがんばりましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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