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10分以内で読める絵本は?
10分以内で読める絵本を持っていると、つぎのような時に便利です。
小学校の朝読書に
読み聞かせのボランティアをするときに
親子でコミュニケーションの時間をとりたいときに
短めの絵本は、サッと読めて重宝するよ。
この記事では、1年生・2年生の子におすすめの絵本を15冊ご紹介します。
保育士が短時間で読み切れるおすすめ作品だけを厳選しました。
↓気になる項目をクリックでジャンプ↓・
子どもが「読書って楽しい」と思えるような絵本を選んでいきましょう!
『年齢』『季節』『行事』『食べ物』など、10のジャンルごとのリストになっているから、気になる絵本がすぐに見つかります。
保育士おすすめの絵本が知りたい方は、こちら
1・2年生向け10分で読める絵本【ロングセラー】
10分以内で読めるロングセラー作品を3冊ご紹介します。
長年愛されているのが納得の作品たちです。
キャベツくん
不思議な楽しさ
キャベツくんが歩いてくると、ブタヤマさんに会いました。
ブタヤマさんが言いました。
「おなかがすいて、フラフラなんだ。
キャベツ、おまえをたべる!」
そういって、キャベツくんを捕まえました。
キャベツくんは言います。
「ぼくをたべると、キャベツになるよ!」
すると、鼻がキャベツになっているブタヤマさんが空に浮かんで…。
キャベツくんとブタヤマさんの独特な会話がおもしろい!
「タヌキがたべたら?」
「こうなる!」
「ゴリラがたべたら?」
「こうなる!」
何だかクセになる2人のやりとりに注目です。
ちょっと不思議な世界観がなんともたまらない1冊です。
続編も合わせてチェック
もっと探す長 新太さんの作品
11ぴきのねこ
子どもたちに根強い人気
11ぴきのねこ達は、いつもお腹がペコペコ。
食べ物があっても11等分なので満足できません。
そんなある日、爺さんねこがやってきて、あることを教えてくれました。
「山の向こうの湖に、怪物みたいに大きな魚が住んでいるわい。」
大きな魚ならお腹いっぱい食べられると思ったねこ達は、湖目指してでかけていき…。
第1作が1967年に発行され、50年以上も愛され続けている【11ぴきのねこシリーズ】
とらねこ大将と10ぴきのねこ達のお話は、子どもたちに人気があります。
愉快な冒険ものがたりだよ。
言わずと知れたロングセラー絵本です。
ストーリー展開がユニークでおもしろいのが特徴です。
物語にグングン引き込まれていく感覚を味わえます。
シリーズは全部で6冊と集めやすい!ぜひ、シリーズ読破しちゃってください。
もっと探す11ぴきのねこシリーズ
どろんこハリー
ハリーの大冒険
ハリーは黒いぶちのある、白い犬です。
何でも好きだけれど、お風呂に入ることだけは大嫌いでした。
ある日、お風呂にお湯を入れる音が聞こえてくると、ハリーはブラシをくわえて逃げ出します。
ブラシを裏庭に埋めて、それから外へ抜け出して…。
1964年刊行の誰もが知っているロングセラー作品。
長年愛されているのが納得の楽しさ!
ハリーの気持ちに共感したくなる作品です。
ハリーのシリーズ作品をチェック
1・2年生向け10分で読める絵本【楽しい】
10分以内で読める楽しい作品を3冊ご紹介します。
楽しい絵本をよむと、満たされた気持ちになれます。
コッケモーモー!
一緒に読んでみよう
ある朝のこと。
おんどりは、夜が明けたことを伝えるために、息をおおきく吸いました。
「コッケモーモー!」
おんどりは、どうやら鳴き方を忘れてしまったようです。
おんどりは、もう一回息を吸い込んで…
「コッケガーガー!」
あひる達からは、「おかしいよ」と言われてしまいます。
鳴き方を間違えてばかりで、おんどりは悲しくなってきました。
その晩、みんなが寝静まったころに、あやしい物音がして…。
おんどりは、鳴き方を思い出せるのかな?
「コッケモーモー」「コッケガーガー」など、鳴き方を忘れてしまったのは、可哀そうだけど、その鳴き声はちょっぴりおもしろくもあります。
でも、最後はちゃんとハッピーエンドなのでご安心ください。
あたたかみがある挿絵も素敵です。
お家や小学校でお子さんと読むときは、鳴き声のセリフを一緒に読んでみるのも楽しいですよ♪
よかったねネッドくん
セーフ? or アウト?
ある日、ネッドくんに『びっくりパーティー』への招待状が届きました。
しかし、パーティーの会場までは距離があります。
…良かった、ともだちが飛行機をかしてくれて。
でも、たいへん!飛行機がとちゅうで爆発。
…良かった、飛行機にパラシュートがあって。
でも、たいへん!パラシュートには穴があいていた。
…良かった、下には柔らかい干し草の山。
でも、たいへん!干し草の山にはとがった草かき。
こんな風に、つぎつぎと「良かった」と「たいへん」が起こります。
ジェットコースターみたいに、幸運と不運がやってくる!
「ホッ」としたかと思えば「ドキドキ」なことが起こる。
ネッドくんは大変なんだけど、不思議と楽しくなってくるお話です。
幸運なシーンはカラフルで、不運なシーンはモノクロで、それぞれ視覚的にも分かりやすく描かれています。
嫌なことがある時でも、前を向いて頑張ろうと思わせてくれる作品です。
まゆとおに
強くて天真爛漫なおんなのこ
好奇心旺盛でおてんばなヤマンバの娘、まゆ。
体は小さいけれど、大きなオニやカッパを持ち上げて簡単に投げてしまうほど力持ちです。
そんなまゆが、ちょっとまぬけなオニと出会ったり、竜の背中に乗ったり、赤ちゃんいのししのお世話をしたり。
まゆがダイナミックに活躍するシリーズをぜひお試しください。
昔話風な臨場感たっぷりの絵が味を出しているよ。
子どもに人気のシリーズです!
まゆとおに』から読み始めるのがおすすめです
まゆの物語は『もっと探すまゆのおはなしシリーズ
1・2年生向け10分で読める絵本【心に響く】
10分以内で読める心に響く作品を3冊ご紹介します。
大人も惹きこまれるおすすめ作品です。
とべ!ちいさいプロペラき
力いっぱい飛んでみよう!
これはまだ空を飛んだことのない、小さなプロペラ機のお話です。
初飛行を迎えるプロペラ機は、大きなジェット機に圧倒されてしまいます。
「なんて、大きいんだろう。」
すると、大きなジェット機が言います。
「まずは、空を飛んでごらん。
そうすれば、きっと僕らの大きさのことなど忘れてしまうよ。」
そして、プロペラ機は初飛行に臨むのですが…。
小さな一歩でも、まずは踏み出すことが大事。
小さいプロペラ機の成長体験が描かれたこの絵本は、読んだあとの爽快感がさいこうです!
最初の一歩は勇気がいるよね。
セリフの一つ一つが秀逸すぎる。
何かにチャレンジする時に、勇気をくれるような作品です。
ティッチ
小さくたって…
ティッチは小さな男の子でした。
ティッチには、ティッチよりずっと大きい姉さんと兄さんがいます。
2人は大きい自転車で坂を楽々と登っていきます。
でも、ティッチが乗っているのは小さい三輪車なので置いてけぼり。
また、2人は凧を高くあげることが出来ます。
でも、ティッチはかざぐるまを手の中でぐるぐるまわるだけでした。
何だかティッチがかわいそう…。
でも、最後は『やったー!』と思える展開になるから、ぜひチェックしてみてね。
小さくたって悪いことばかりじゃない、そんな考え方を教えてくれます。
きょうだいがいる子には、ぜひおすすめしたい1冊です。
おまえうまそうだな
愛にあふれている
むかしむかし、ある晴れた日のこと。
山がドドド…と噴火して、地震がグラグラグラ…。
アンキロサウルスが産まれました。
でも、広いところにひとりぼっち。
しくしく泣きながら歩いていると、
「ガオーーー
ひひひ…おまえ うまそうだな。」
そう言って、ティラノサウルスが飛びかかろうとしたその時、
「おとうさーん!」
そう言ってアンキロサウルスはティラノサウルスにしがみつきました…。
アンキロサウルスの勘違いから始まった2人の共同生活が描かれているよ。
ティラノサウルスは『お父さんみたいになりたい!』というアンキロサウルスに、色んなことを教えます。
アンキロサウルスの相手を尊敬する純粋な気持ち。
そして自分を慕う相手を、徐々に大切に思い始めるティラノサウルスの気持ち。
それぞれの感情が伝わってきて心に温かいものが残ります。
胸がいっぱいになる、愛情深い作品です。
大人気シリーズは15冊出ています
映像化もされたもっと探すティラノサウルスシリーズ
1・2年生向け10分で読める絵本【ほっこり】
10分以内で読めるほっこり癒される作品を3冊ご紹介します。
読んだあとに、あたたかいものが心に残ります。
うちのなまくらさん
ねこはいつも何をしているの?
うちのねこ、『ごろすけ』
ごろすけは、いつだってゴロゴロしている。
のらくら寝てばかりいるから、ごろすけって呼ばれているの。
でも、私たちがみていない時は、なにをしているのかな?
ごろすけに秘密ってあるのかな?
ごろすけの秘密にせまる!
ねこの隠れた一面が見られます。
イラストがリアルなところも魅力で、ねこの可愛さやかっこよさを描いています。
ねこ好きにはたまらない1冊です。
おじいさんならできる
2つの素敵なストーリー
仕立て屋のおじいさんは、孫のヨゼフに青いブランケットを縫いました。
「気持ちよく、ぐっすり眠れますように。」
そんな思いが込められたブランケットをかけて、赤ちゃんのヨゼフは幸せそうに眠ります。
ヨゼフがだんだん大きくなると、ブランケットもすっかり古くなってしまいました。
お母さんが捨てようといいますが、ヨゼフは言います。
「おじいちゃんなら、きっと何とかしてくれるよ。」
ヨゼフの言うとおり、おじいちゃんは、ブランケットをジャケットに生まれ変わらせてくれました。
ヨゼフはおじいちゃんの事を信じているんだね。
この後も、ヨゼフの成長とともに、おじいさんは魔法のようにジャケットを新しいものにしていきます。
話はかわって、ヨゼフの家の軒下には、ねずみの家族が暮らしていました。
ねずみたちは、ブランケットが生まれた変わっていくときに出た布の切れ端を利用していて…。
2つの物語が並行してすすんでいくのがおもしろい。
『物を大切につかう』ことについて、子どもの心に語りかけてくれる作品です。
ちょろりんのすてきなセーター
心からあったまる
体がプルプルふるえて、もうすぐ冬がやってきます。
とかげのちょろりんは、おつかいの途中、洋品店ですてきなセーターを見つけました。
それは、春の原っぱ色のセーターで、ちょろりんは欲しくてたまらなくなりました。
家に帰って母さんに頼みますが、
「セーターなんかいりません。」と言われてしまいます。
自分で買おうにもお金が足りません。
そこで、ちょろりんはランプづくりの仕事をしているじいちゃんのところへ行きます。
ランプ磨きの仕事を手伝えばお金をもらえることになり…。
願いをかなえることの嬉しさと大変さの両方が描かれているよ。
セーターを買うことができるのか、一生懸命なちょろりんを応援しながら読みましょう。
生きていくうえで大切なことを、あたたかな物語に包んで教えてくれる1冊です。
ちょろりんに対する、周りの人の愛情深い接し方が好き!
ちょろりんのお話を合わせてチェック
1・2年生向け10分で読める絵本【クセになる世界観】
10分以内で読めるクセになるユニークな世界観の作品を3冊ご紹介します。
絵本だからこそ描ける世界観!
どれも要チェックな作品だよ。
ぼくは ぞうだ
自分の良さを自慢しよう
ぼくは、ぞうだ。
とても大きい立派なぞうだ。
みんな僕を写真にとったり、テレビに出したがる。
でも、僕は写真もテレビもだいきらいなんだ。
なぜかって?
それは…
僕が大きい立派なぞうだということが、伝わらないから!
ぞう自身のすごさをどうやったら分かってもらえるか、色んな視点から描いた作品です。
色んな角度から物を捉えることって、大事ですよね。
ここまでゾウ自身の魅力を紹介されると、「動物園にいかなくちゃ」と思っちゃいます!
きょだいなきょだいな
ダイナミックでリズミカル
あったとさ、あったとさ。
広い野原のどまんなか。
巨大なピアノがあったとさ。
子どもが100人やってきて…。
広い野原には、『巨大な○○』がつぎつぎ出てきます。
そこへ同時にやってくる100人の子ども達。
さあ、この組み合わせでどんなことが起こるでしょう。
奇想天外な展開で、ワクワク感がたかまる~♪
子どもは『ありえない状況』が大好物!
ユニークで想像力をかき立ててくれて、思わず夢中になってしまうでしょう。
言葉のリズム感がよくて、とても読みやすい絵本です。
どろぼうだっそうだいさくせん!
ドタバタ脱走劇!?
冷たいろうやの中に、3人の泥棒がいれられています。
それぞれ名前は、『イチドジル』『ニスベル』『サンマヌケル』です。
外の世界にあこがれた3人は、ろうやからの脱走を考えます。
しかし、泥棒が逃げないように、ろうやの前には見張り番が。
そこである作戦をたてることにするのですが…。
3人の脱走は成功するのでしょうか?
いやいや、それ無理でしょ!
っていう脱走計画から目が離せない!
最後は意外なオチが待っています。
読めば、「え~!!」と思わぬ展開にビックリさせられるでしょう。
ユーモアがあっておもしろい作品を読みたい方におすすめです♪
低学年の子に、10分で読める絵本を選んであげよう!
1・2年生向け10分で読める絵本を15冊ご紹介しました。
短めの絵本なら、読書が苦手なお子さんでもチャレンジしやすいです。
そして、忙しいお家の方にも、読み聞かせのハードルがグッと下がります!
気になる絵本は、こちらでジャンプしてもう一度チェックしてくださいね。
最後までみてくれてありがとうございました!
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