こんにちは!
絵本マニアの保育士えりです。
お子さんは、本が好きですか?
文部科学省の平成28年に行われた調査から、「本が好き」と答えた子は学力が高いということが明らかになりました。
本が好き=勉強ができるってイメージがあります。
成績がいいと、親としては嬉しいですよね。
でも、どうすれば本を好きになってくれるんだろう…
そこで今回は、文科省の結果から「子どもが本を好きになる方法」について調査していきます。
結論を先に言うと、本を好きになってもらうには
「読み聞かせ」がとても大切です!!
読み聞かせが子どもに与える影響の大きさは、想像以上。
この記事を読んで、お子さんに読書の習慣をつけてあげましょう。
忙しい方向けの読み聞かせ方法も伝授します。
ぜひ、最後までみていってね!
文部科学省の調査結果
平成28年に文部科学省が行った全国学力調査から、読書と学力に関する発見がありました。
本が好きな子は学力が高い
「読書が好きですか」という問いに対しての結果はこちら。
(引用:平成28年度 文科省報告書)
国語A | 算数A | |
---|---|---|
好き | 76.9 | 80.4 |
好きではない | 64.7 | 71.8 |
国語A | 数学A | |
---|---|---|
好き | 80.0 | 65.9 |
好きではない | 68.4 | 56.9 |
調査により「本が好き」と答えた学生はそうでない学生に比べて、国語と算数(数学)のテストの点数が高いことが判明。
驚くことに、国語Aでは最大12ポイント、数学Aでは最大9ポイントも差があったんです!
本が好きな子は、教科に関係なく成績がいいんですね。
どうして、本が好きな子は勉強ができるの?
では、なぜ「本が好き」と答えた子は、そうではない子に比べて成績がよいのでしょうか?
これに関してもある調査結果を発見しました。
読み能力の発達には、話し言葉よりも書き言葉、とくに文章化された書き言葉に関する経験の豊かさが重要な規定要因になっているといえよう。
引用:大阪教育大学研究者による総括
ん?どういうこと?
つまり、文章を読むことは、「読み能力」の向上に繋がっているということ。
「読み能力」とは「語識別」「文脈把握」「文意記憶」「推論」のことを指していて、「読み能力」が高くなると学習適応能力も高くなります。
本を読む能力はすべての基礎です。
国語の読解問題・算数の文章問題など、他の教科であっても読む能力なくして問題は解けません。
結果、全ての教科の成績に大きな影響を与えるのが「読書」なのです。
読書は子どもの学力を高めるにはピッタリな方法なんですね✨
読む力って大切なんだね。
本が好きな子になるには、読み聞かせが重要!
でも、どうしたら本を好きになってくれるんだろう?
最初にお伝えした通り、「本好き」への最良の方法は「読み聞かせ」です。
教育環境設定コンサルタントの松永暢史氏によると、読み聞かせをスタートとして本の世界に入っていくことで、学力向上に欠かせない力が養われていくとのこと。
また、地頭の基礎がつくられる10歳までは、つぎのことが大切だと述べています。
子どもに本を与えること
親が読み聞かせをすること
読書にかける時間をたっぷりつくること
子どもの学力と読書の関係をもっと知りたい方は、こちらで詳しくわかります↓
効果的な読み聞かせの3つのポイント
読み聞かせが子どもの学力につながることをお伝えしました。
ちなみに、効果的な読み聞かせの方法ってあるの?
あります!
保育士が現場で実践しているポイントをご紹介しますね。
読み聞かせをより効果的に行うポイントはつぎの3つです。
ポイント1:読む前はワクワク感を演出
読み聞かせは、読む前から始まっています!!!
どういうこと!?
保育園では、絵本を読む前に手あそびをすることが多いです。
手あそびの目的は2つ。
「絵本が始まるよ」ということを伝えるため
読み聞かせに対するワクワク感を演出するため
わたしは特に2つ目が重要だと考えています!
絵本の世界をより堪能できるように、読み聞かせ前に手遊びをするなどして「ワクワク感」を引き出してあげましょう。
手遊びはハードル高いなと感じたら、お歌を歌ったり、クイズを出してあげたりするのもいいでしょう。
ママができそうな事でOKなので、お子さんの好みに合わせて考えてみてくださいね。
ポイント2:余計なアドリブはNG
2つ目は、タイトルどおり「余計なアドリブはいれないこと」です。
・子どもを楽しませるために
・何回も読んでいる絵本だからアクセントがわりに
こんな親心から、アドリブを入れたくなる気持ちもよくわかります。
ですが、グッと堪えてそのまま読むことをおすすめします。
絵本は、文章と絵のバランスが合うように考えられて作られています。
そのバランスを崩してしまうと、絵本の世界観が伝わりにくくなってしまいます。
絵本そのままの言葉のリズムを楽しんで読もう♪
ポイント3:読み方を工夫してみる
最後のポイントは「読み方を工夫してみる」です!
・セリフのある絵本なら、登場人物ごとに声色を変えてみる
・擬音語が多い絵本なら、言葉に深みをもたせてみる
などなど…
あげるときりがないですが、要は「子どもが聴きやすいように工夫してあげる」ということです。
皆さんも邦画の吹替やアニメーションの声優さんの声などで、気持ちの入り方が違ったりしませんか?
子どもも一緒です。
聴きやすい読み方だと、思わず聞き入ってしまいます。
パパママの声でお子さんを絵本にくぎ付けにしちゃいましょう。
CDやオーディオブックでプロの読み方を聴くと参考になります!
一番大切なのはパパやママが楽しんで読むこと
3つのポイントをお伝えしました。
しかし、全部をいきなりやるのは難しい…
そんな風に感じたら、一番大切なポイントだけを心にとめて読んでみましょう。
それは、
パパママ自身が絵本を楽しむ事
読み聞かせは大切な親子のコミュニケーションの時間。
パパママがその時間を楽しみ、そして絵本を楽しむことで、読み聞かせはより効果的になります。
自分が絵本を楽しんでいると、その気持ちは自然と子どもに伝わるんです。
「楽しい」って気持ちは伝染するんだね。
正解はありませんので、楽しみながらママパパなりの読み聞かせを見つけてみてください。
絵本って楽しいかも♪
こんな風に子どもが感じてくれたら、最高ですね。
読み聞かせは本が好きになる最初の一歩
読み聞かせは子どもの学習面に大きな影響があるとわかりました。
毎日の読み聞かせが学力につながるなんて✨
これは嬉しい!
絵本の読み聞かせを習慣化させるとメリットだらけです。
子どもの本好き&読書習慣につながる
親子のコミュニケーションの時間がとれる
パパママ自身も楽しみながら、子どもが色んな絵本と出会うきっかけをつくってあげましょう。
さぁ、今日はどんな絵本をお子さんと読みますか?
最後までみてくれてありがとうございました!
またね~!
【忙しいパパママへ】こんな方法もあります!
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