こんにちは!
保育士のえり(@erimama_0124 )です。
うぎゃあぁぁああ!!!
赤ちゃんが何をしても泣き止んでくれない…。
どうすればいいの…?
赤ちゃんが泣きやまなくて焦る気持ち、よくわかります!!
赤ちゃんが泣き続けていると、自分自身が責められているような気持ちになりますよね。
そんなママやパパのために…
500人以上の子をみてきた保育士のわたしが、赤ちゃんが【なぜぐずるのか】について徹底解説します!
この記事でわかること
赤ちゃんが『ぐずった』時の対処法
あやすときの【重要ポイント】
この記事の要点を先にまとめておきます。
寝不足で読むのがつらいママは、これだけでも覚えておいてくださいね。
『身体的な不快』を取り除いてあげる
生活リズムを整える・安心感を与えてあげる
赤ちゃんにどんな方法が合うか、いろいろ試してみる
プロも泣き止まなくて困った経験あり!
主に保育士を対象に行ったアンケート調査があります。
参考:保育のお仕事レポート
テーマは『園児や自分の子どもが泣き止まずに困った経験はありますか?』
結果は、9割以上が『ある』と答えています。
保育のプロでも困った経験があるなら、新米ママが悩んでしまうのもうなずけますね。
赤ちゃんが『泣く』理由は2種類ある
赤ちゃんが泣いているのは、何らかの『不快』を感じているからです。
その『不快』は2種類に分けられます。
【身体的な不快】と【精神的な不快】です。
それぞれ説明しますね。
身体的な不快
【身体的な不快】の原因としては
●お腹がすいた
●暑い、寒い
●オムツが濡れて気持ち悪い
●痛い
などがあります。
【身体的な不快】によって泣いている場合、不快感を全力で訴えてくるような、激しい泣き方が特徴です。
精神的な不快
【精神的な不快】の原因としては
●抱っこしてほしい
●リラックスしたい
●眠い(寝ぐずり)
【精神的な不快】で泣いている場合は、つまり気持ちの問題。
赤ちゃんがぐずっているときは、
【精神的な不快】が原因の場合が多いです。
ママに甘えたいんですね。
何をしても泣き止んでくれないときは、『メンタルリープ』の時期かもしれません。
『メンタルリープ』について詳しく知りたい方はこちら↓
『ぐずる』理由は?
では、赤ちゃんはなぜ『ぐずる』のか。
その理由を月齢ごとにくわしくお伝えします。
ぐずる理由:0~3ヶ月
空腹
適応不全
この頃の泣いている理由は、「暑い」「寒い」「お腹がすいた」といった
【身体的な不快】を訴えている場合がほとんどです。
また、10ケ月間ママのお腹の中にいた赤ちゃんにとって、おっぱいを吸ったり、呼吸をしたり、体温調節をしたり。
全てが初めてのことです。
新しい世界に戸惑って泣いてしまう「適応不全」になっている子もいます。
ぐずる理由:3ヶ月~
さびしい
生活のリズムが整わないと、ぐずりやすい傾向にあります。
また、「さびしい」といった感情が芽生え、その感情を泣いて表現しています。
ぐずる理由:5ヶ月~
人見知り
『夜泣き』は、ほとんどのママが経験するといってもいい育児の通り道です。
周りの人と協力して、あまり無理をしすぎないようにしましょう。
また、この頃からそばにいる人の顔を判別する能力がついてきます。
そのため、知らない人に対する恐怖心・好奇心によって泣いてしまう『人見知り』をする子もいます。
ぐずる理由:6ヶ月~
後追い
相手と自分との距離を理解できるようになる時期です。
また、ハイハイや伝い歩きで行動範囲も広がります。
そのため、安心できる身近な人が傍にいないと「さびしい」と感じ、「後追い」につながります。
『後追い』は、ママやパパと信頼関係が出来ている証でもありますね。
ぐずる理由:1歳~
気持ちの切り替えができない
イヤイヤ期
1歳頃から赤ちゃんの感情表現が、ますます豊かになってきます。
同時に自分の要求が満たされないと、駄々をこねてぐずります。
「自分でやりたい」「こうしたい」と気持ちを表現しているのです。
また、2歳頃には「いや!」と言葉で自己主張する『イヤイヤ期』が始まる子もいます。
要求が通らないと激しくぐずるのが特徴です。
イヤイヤ期はパパママにとって大きな試練でもあります(汗)
ぐずる理由:4歳~
気持ちがうまく伝えられない
4歳になってくると、体はたくましく成長します。
ですが、まだまだ大人のサポートが必要です。
この時期は言葉もかなり発達しますが、まだ自分の気持ちをうまく表現できないことがあります。
そんなとき、相手にわかってもらえないイライラからぐずることがあります。
赤ちゃんがぐずった時の対処法
ぐずった時の対処法が知りたい!
まずは、身体的な不快を取り除いてあげましょう。
最初に『身体的な不快』がないかチェックしていきます↓
お腹が空いていないか
体に異変(発熱や湿疹)はないか
室温は快適か
これらの『身体的な不快』を取り除いてあげると、泣き止むこともあります。
身体的な不快を取り除いてあげたら、今度は年齢ごとの対処法を試してみましょう!
赤ちゃんがぐずった時の対処法
赤ちゃんの体内時計は未熟なため、生活リズムを整えてあげることが大切です。
お風呂や母乳、起床・就寝時間はできるだけ一定の時間にするようにします。
また、天気のいい日にはお散歩に行くのも効果的です。
赤ちゃんは抱っこをしてもらえると、とてもリラックスできます。
抱っこしてママの心臓の音を聞かせてあげたり、心地いいリズムで揺らしてあげたりするといいでしょう。
密着感のある、抱っこひもを使うのも良いですね。
1歳~3歳の子どもがぐずった時の対処法
時間や気持ちに余裕があるときはいいものの、忙しいときはつい手や口を出してしまいがち。
ですが、子どもの話を聞くことはとても大切です。
まずは興奮している気持ちを落ち着かせ、
「どうしたいのか」「何がイヤなのか」を聞いてあげること。
子どもは満たされた気持ちになり、イライラした気持ちがおさまるでしょう。
子どものぐずりが長引いているときは、子ども自身がイライラした感情をどうしたらいいかわからなくなっています。
そこで、
「じゃあ、○○してみようか!」
「こっちの方が楽しいよ!」
などと、別のことを提案してみましょう。
新しいことを考えることで気分転換になり、それまでのぐずりがあっさりと落ち着くことが多いです。
ぐずり対策を一気に紹介!
どうしても泣き止まない!!
そんなときは、この一覧表から気になるものを試してみてください。
赤ちゃんによって合う合わないがありますので、一定期間試しても泣き止まない場合は、他のものにチャレンジしてみましょう。
手遊びをする
お風呂に入る
お散歩に行く
マッサージをする
お助けアイテムおしゃぶりを使う
絵本を読む
うちわであおぐ
ドライブに行く
赤ちゃんの顔を鏡にうつす
額に息をふきかける
赤ちゃんの口元に手をあてて「あわわわわ」
抱っこをして足踏みやダッシュ
※激しく揺さぶらないこと
赤ちゃんのお気に入りを見つけてあげましょう♪
一番のポイント
泣きやませるコツってないの?
赤ちゃんをあやす時に、一番大切なポイントを伝授しましょう!
それは…
無理に泣き止ませようとしないこと!
え!!?なんで?
赤ちゃんが泣き続けていると、焦る気持ちはよーくわかります。
ですが、大人の焦りは赤ちゃんに伝わっています。
小さいながらに、「表情」や「動作」「雰囲気」から感じ取る能力をもっているのです。
泣いているのは、「さびしい」から。
それは言い換えれば「ママやパパともっと仲良くなりたい」「一緒にいてほしい」ということです。
そんな欲求を受け止める気持ちで、抱っこや声かけをしてみましょう。
どーんと構えた気持ちで、赤ちゃんと向き合いましょう!
『ぐずり』に関する疑問
ここでは、『ぐずり』についての疑問を解消します。
放っておくのはNG?
何をしても泣きやんでくれない…。
少し赤ちゃんを放置しても大丈夫かな?
そんなときはママもクールダウンして大丈夫ですよ。
ただ、以下の点に気を付けましょう。
赤ちゃんは必ず仰向けに
少し赤ちゃんから目を離しても大丈夫な場所に赤ちゃんを寝かせる
こまめに様子をみにいく
ママ自身の気持ちをリセットすることは必要なことです。
あまり頑張りすぎて焦りや不安、イライラをため込んでしまうと必ずどこかでしわ寄せがきます。
「リラックスすることも育児のひとつ!」と割り切って、気分転換してみてください。
パパだと泣いちゃうときは?
パパが抱っこするとギャン泣きします。
どうしたらいい?
①めげない②避けない③笑顔をキープ
この三原則でいきましょう!
ママとの時間の方が長いので、人見知りならぬ『パパ見知り』をする子もいます。
我が子に泣かれると、パパはショックですよね。
でも、めげないでください!!
嫌がられるからといって避けてしまうと、心の距離は近づきません。
赤ちゃんとのかかわりが増えれば、パパに対する安心感が芽生えてきます。
ポイントは…
機嫌がよさそうなときに関わる
一緒に出掛けて、気分転換をする
ママに赤ちゃんのお気に入りを聞く
とにかく笑顔で話しかける
焦らず、少しずつ赤ちゃんと仲良くなっていきましょう。
ぐずった時は、赤ちゃんの気持ちに寄り添う気持ちで。
最後に赤ちゃんのぐずりについて、大切なポイントをまとめておきます。
『身体的な不快』を取り除いてあげる
生活リズムを整える・安心感を与えてあげる
赤ちゃんにどんな方法が合うか、いろいろ試してみる
「無理に泣きやませようとしない」
赤ちゃんの気持ちに寄り添う
1人として同じ赤ちゃんはいないので、どの子にも効果がある方法はありません。
赤ちゃんの数だけあやし方があります。
色々な方法を試して、お気にいりを見つけてあげましょう。
赤ちゃんへの理解や信頼関係が深まり、ますます愛おしい存在に感じられますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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